昨年発売された東野圭吾氏の「新参者」
本屋大賞にもノミネートされましたね。
東野作の中でも人気の高い加賀恭一郎シリーズ。
短編集で構成された長作。
ミステリーというよりは人情モノとくくったほうが良い作品です。
「帯」にもかかれていますが『人情という名の謎』というのがぴったりです。
正直、「意外」というのが感想です。
今までも「秘密」や「トキオ」などグっとくる作品は数多いですが、
どこかにミステリー的要素や展開のよさみたいのが見られました。
今作は終始暖かさに包まれたモノでした。
一つの大きな事件をベースとし各話ごとに進展しながらもその各話ごとにおこる
ちいさな出来事も解決していき、最終的に事件の解決へと。
その根底には「人情」があり、構成のうまさには脱帽です。
読み終えた後に素敵な気持ちになれます。
寒いこの時期にあたたまるにはぴったりの1冊です。
「新参者」映画になるみたいですね。
阿部寛が加賀恭一郎を演じるとか...。
加賀恭一郎のイメージはもっと背の低い
イメージだったんだけどなぁ。
誰に加賀恭一郎を演じてもらうかって考えますよねぇ。僕も阿部寛はイメージと違うかな。伊原剛志とかかなぁ?!