入院中に姉の差し入れで小説を読みました。
「死亡推定時刻」 朔立木著。
殺人事件が起こり、無実の青年が容疑者としてあげられ
執拗な揺さぶりで自白へと追い込み、裁判へ。
無実を主張する青年と弁護士の冤罪裁判の戦い。
作者は現役弁護士らしく、警察、検察、裁判官、容疑者、弁護士
など取り巻く人々や環境を圧倒的なリアルさで描かれています。
正直ふるえました。
これが事実なら。。。
国家権力と地位の横暴。
もちろん小説はフィクションです。
多少極端には描かれているでしょう。
しかし、実際にありうることのようにも感じます。
私益、私情の介入などは言語道断!!
僕は警察や裁判など全てが悪いとかは思ってるわけではないし
真実を求め頑張っていることも理解してはいるつもりです。
ただこういった現状もあるのだと。考えさせられ改善される
ことを感じ、願います。
「間違いました、すみません」ではすまない問題ですもんね。
そういえば似たような映画(それでも僕はやってない)もありましたね。
題材は痴漢ですが。
これを観て僕は電車に乗る時は両手は上の手すりをつかむようにし
女性の近くには寄らないようにしています。
用心にこしたことないですもんね。
いつ自分が犠牲者になるかわかりません。
小説にしろ映画にしろ日本の裁判について非常に興味深く
記されています。
是非、ご覧になって下さい。
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